進撃の巨人、リヴァイ兵長とケニーの対決そして、巨人化する注射液をアルミンに打つかエルビンに打つか?

進撃の巨人のリヴァイ兵長が巨人化する注射液を瀕死のアルミンとエルビンに打つまでの苦悩と選択を迫られる状況に隠された謎を明かしていきます。最後までお読みいただければ幸いです。

進撃の巨人、リヴァイ兵長とケニーの闘い、注射液で巨人化するロッド・レイス

進撃の巨人のミステリアスな部分を考察したいと思います。

進撃の巨人では数々の巨人が登場しますが、巨人になるプロセスに巨人化する注射液を打って巨人になる内容が出てきます。

第45話(3期8話)ではロッドレイスの居城でリヴァイ兵長率いる調査兵団とケニー・アッカーマン率いる中央第一憲兵団が死闘を繰り広げます。調査兵団が闘いを有利に進めてのち、ロッドレイスがヒストリアを巨人にするため隠し持っていた巨人化する注射液をヒストリアに渡し、巨人になるよう説得します。

しかしヒストリアは巨人になることを拒否し、注射液を床にたたきつけました。当然、注射液は容器ごと割れてしまい床に液が流れ出ました。

自ら巨人になろうとしなかったロッドレイスでしたが仕方なく流れ出た注射液を舐めて巨人化しました。注射液に入っていた液は一人が巨人化できる量でした。

しかし、床にこぼれた注射液全てをロッドレイスは舐めた訳ではありません。しかし、結果は超大型巨人を超える超・超大型巨人になりました。

あまりの巨大さに普通に二本足で歩く事さえできず、這いながら町の方に向かう程です。この事を考えると極少量でも巨人化する事は間違いないと思われます。

 この出来事の後、ロッドレイスの巨人化の際、周辺は大爆発と火炎が起きました。想像を超える巨大さ故その爆発と炎は凄まじいものでした。

 エレンをはじめ調査兵団のメンバーは、巨人化したエレンの硬質化によって大爆発の衝撃から守られ、全員助かりました。

この直前に調査兵団と闘っていたケニー・アッカーマン率いる部隊はまともに大爆発の爆風と炎を受けました。瀕死の重傷を負ったケニー・アッカーマンは木のたもとまで来て倒れ込みます。

 そこへリヴァイ兵長達がやってきます。、そこからリヴァイ兵長とケニーの会話が続きますが、ケニーは今わの際にリヴァイに隠し持っていた巨人化する注射液を渡します。そしてケニーはこの怪我のために息絶えます。ケニーアッカーマンはこの場面を最期に登場しなくなりますが、私自身、ケニーは悪役ですが何かしら渋さと格好良さを持っていて割と好きなキャラクターでした。

 前話でリヴァイ兵長とケニーが闘った場面でのスピード感のある描き方と二人の会話も印象に残っていて進撃の巨人全話の中でも好きな場面です。ケニー自身が育てたリヴァイ兵長を何故この時に殺してしまおうとしたのか、それはミステリアスな処です。

 この事もケニー自身が言っているように人を殺すことが趣味なのが本意なのかも知れません。切り裂きケニーの異名を持つケニーがナイフだけでなく銃も使っての闘いは名場面だと思ってます。

進撃の巨人、リヴァイ兵長の苦悩と選択、巨人化する注射液をアルミンに打つべきかエルビンに打つべきか?

その後の巨人化注射液の事を考えました。第55話でジークの獣の巨人の激しい投石攻撃によって瀕死の状態になったエルビン団長と、ベルトルトの超大型巨人によって同じく瀕死の状態になったアルミン。

どちらか一人に巨人化注射液を打ち超大型巨人を継承させようとするリヴァイ兵長。アルミンを助けて欲しいと必死に懇願するエレンとミカサ。当初エルビンに巨人になる注射液を打とうと考えていたリヴァイ兵長はエレンたちの懇願に迷いが生じてしまいます。

打って命を救おうとしたリヴァイ。しかしどちらか一方にしか注射液は打てない。苦渋の選択を迫られたリヴァイ兵長でしたが遂にアルミンに注射液を打ちました。

エレンやミカサの止まない切望もあったのでしょうけれどもエルビン団長にこれ以上苦しみを味わせたくないと言う思いがあったのかもしれません。作者の意図からするとリヴァイ兵長の苦渋と判断を表現したかったのでは?とも思います。

そして、この時に打った注射液を半量づつアルミンとエルビン団長に打てば二人とも助けられたはずです。先に書いたロッドレイスのようにごく少量舐めただけで巨人になれたのでこの時も半量づつの注射液で充分巨人化できたと思います。

しかし、それをしなかったのはリヴァイ兵長がエルビン団長が苦しい息の中、夢を見、その様子を見ていたリヴァイ兵長はこれ以上闘いにエルビン団長を連れ戻すのはあまりにも酷だと感じたのだと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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