ルパン三世がアニメとして登場したのが昭和４６年頃だったと思います。当時は大人の漫画と言われていましたが、確かにある部分ではそうだったかもしれません。でも中学生だった私にもすごく楽しめましたし、面白すぎて随分と笑わせてもらいました。回を追うごとにストーリーも充実し、面白さはアップしていきました。
ルパン三世、石川五ヱ門と次元大介は斬鉄剣と拳銃、時代劇の逆バージョン
ＰＡＲＴ1がアニメで放映された当初の登場人物はルパン三世と次元大介、峰不二子それに銭形警部の４名でしたが途中回から石川五ヱ門が加わりルパン一味として強力なメンバーになりました。何せ石川五ヱ門の武器斬鉄剣は何でも真っ二つにする優れもの。剣だけでなく五ヱ門の腕も相当で拳銃であろうと機関銃であろうと飛んでくる弾丸をすべて真っ二つにしてしまう恐るべき腕前。石川五ヱ門の師匠である百地三太夫がルパン三世抹殺を企てその使い手として五エ門を利用しました。その五ヱ門がルパンを抹殺する為勝負を挑みます。しかしルパンが鞭を使って五ヱ門を封じ込めようとしますが逆に火を点けられ両者とも火傷を負ってしまいます。しかしこの後、五ヱ門は百地三太夫が五ヱ門も邪魔になったため消そうとしていることに気付き、師匠である百地三太夫を討とうとします。それ以後、師匠の共通の敵となったことでルパン一味として仲間に加わります。
ルパン三世の石川五ヱ門と次元大介と同じようなキャラクター？ 荒野の素浪人の峠九十郎と鮎香之介
そしてもう一人ルパンの相棒として第１話から登場している次元大介。次元大介の武器はマグナム銃。早撃ち、狙ったターゲットは外れることのないスーパーガンマン。ヘリを弾丸一発で撃ち落としたり何百メートルも離れた射撃手の撃鉄を狙い撃ちできるほどの腕前。このルパン三世では五ヱ門の剣や次元の銃が使われていますが、同じ時期テレビドラマでも時代劇はいくつか放映されておりました。当然ながら刀同士の斬り合いがメインですが、私が好きだった時代劇に三船敏郎さん主演の「荒野の素浪人」と言うのがあり、三船さん扮する主人公が峠九十郎と言う超強い素浪人で刀の名前は胴太貫(どうたぬき)でした。(五ヱ門の斬鉄剣のような)ストーリーは峠九十郎が旅の途中で知り合った五連発銃の超使い手の大出俊扮する鮎香之介と死んだ真似が得意の坂上二郎さん扮するすっぽんの次郎吉と共に悪代官なと敵を倒していくものです。大勢の敵に襲われそうになった人を峠九十郎が刀で倒しつつ、鮎香之介が遠くから五連発銃で敵を倒していくのが斬新的で新鮮さを覚えました。ちょっと横道に逸れてしまいましたが、ルパン三世では現代の銃が主流の世界に刀を持った五ヱ門が登場することで時代劇の逆バージョンとしてこれもまた新鮮な感じがしました。
ルパン三世石川五ヱ門抹と次元大介、タイムマシンを使う摩毛狂介に反撃する
何回目かの話でルパンを抹殺するため。タイムマシンに乗ってルパンの先祖を殺そうとする摩毛狂介に対してルパンが考えた策は江戸時代を偽装しそこにルパンのご先祖様に変装したルパン本人が待ち構えるというもの。江戸時代にやってきたと勘違いする摩毛狂介がルパンのご先祖様を殺そうとしますが、そこにやってきた侍役の石川五ヱ門が摩毛狂介の拳銃をバラバラに切ってしまいます。そして乗ってきたタイムマシンを真っ二つに斬ってしまいます。ルパンたちによってバラバラに壊されたタイムマシンに摩毛狂介は「やめてくれー」と叫び声を上げるばかり。この場面も時代劇と現代社会をうまくシンクロさせたストーリーになってると思います
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